海外FX業者として名高いExnessとXMですが、その実態をしっかりと理解している人はそれほど多くないかもしれません。FX取引を行う際には、業者の背景を把握することが大切であり、それが取引の質を決める要素の一つとなるでしょう。
今回は、ExnessとXMの会社の概観を詳しく掘り下げてみたいと思います。
Exnessの会社概要
ではExnessの会社概要から見ていきましょう。
会社名 | Nymstar Limited |
本社住所 | F20, 1st floor, Eden Plaza,Eden Island, Seychelles |
設立年 | 2008年 |
金融ライセンス | セーシェル共和国金融庁(FSA ライセンス番号:SD025)、キプロス証券取引委員会(CySEC ライセンス番号:178/12)、英国金融行動監視機構(FCA 登録番号730729) 、南アフリカ金融業界行為監督機構(FSCA:51024) |
問い合わせ対応時間 | 10:00~24:00(平日/祝日) 16:00~24:00(土曜/日曜) ※日本時間 |
問い合わせ窓口 | TEL:+120409740 Mail:support@exness.com ライブチャット |
Exnessは、その本部をセーシェル共和国に構える海外FX業者として知られています。日本市場向けの口座運営は「Nymstar Limited」が手がけており、サポート対応は全15言語という幅広さを誇っています。その一方で、その日本語対応には若干の不自然さが感じられ、サポートの品質について一抹の疑問を投げかけることもあります。また、詳細な会社情報についてはあまり公開されておらず、基本的な情報だけが掲載されている状況です。「当社について」のセクションでは、具体的な企業情報の記載がありません。ただし、金融ライセンス情報はきちんと掲載されているので、そこには安心感を見いだせるかもしれません。
XMの会社概要
続いて、XMの概要について触れてみましょう。2009年の創業以来、10年以上にわたり運営を続けるXMは、日本市場における人気と信頼性で極めて高い評価を受けているFX業者です。その結果として、日本人ユーザー向けのサービスやサポートは特に充実しています。
日本国内におけるXMの展開は、XMTradingというブランド名の下で行われています。XMとXMTradingは同じ企業が運営しているものの、提供するサービスには微細な違いが存在します。簡潔に言うと、XMTrading.comは日本人ユーザーに対応するためのXMのドメインであり、XM.comはXMのグローバルサイトとなっています。XMはグローバルな業務を展開する企業で、ライセンスに応じて異なるブランドを持つ形となっています。それゆえ、XMとXMTradingは別ブランドとなっています。そのため、地域によってアクセス制限が設けられています。
会社名 | Trading Point of Financial Instruments Ltd. |
ライセンス | CySEC/Cyprus,FCA/UK,FSP/NewZealand, BaFin/Germany,CNMV/Spain,AFM/Netherlands,FI/Sweden,FIN/Finland, ACP/France, PSZAF/Hungary, CONSOB/Italy, KNF/Poland |
所在地 | 12 Richard & Verengaria Street,Araouzos Castle Court, 3rd Floor,3042 Limassol, Cyprus |
設立年月日 | 2009年6月19日 |
資本金 | 未公開 |
日本人サポート | あり |
サポート対応時間 | 平日24時間 |
会社概要から見るExness vs XMどちらが良い海外FX業者?
ここではExnessとXMの企業概要を基に両者を比較していますが、公式ウェブサイトを通じて情報を大量に開示しているXMがより安心感を与えるように思われます。会社が自身の詳細な情報を透明に提示しているという事実は、その会社が自分たちの存在と活動に自信を持っている証拠とも言えます。ただし、これはExnessが劣っているというわけではありません。無制限のレバレッジ(一定の制限あり)は、ハイレバレッジトレードを望むトレーダーにとっては魅力的な存在でしょう。関心がある場合は、両社でアカウントを開設してみるのも一つの選択肢かもしれません。
しかしながら、XMはキャンペーンボーナスをほぼ常に提供している一方で、Exnessはボーナスを提供していません。もし初期投資金が少なかったり、リスクをできるだけ抑えたいと考えている方であれば、ボーナスのあるXMでトライアルを始めることが安全策と言えるでしょう。