
最近は「きちんと働けば収入が安定する」といった考え方は、もはや通用しなくなっている時代です。コロナ禍以降雇用状況はさらに厳しくなり、増税が続く中、経済的な困難もこれまでにも増しています。加えて、日本の年金制度への不安が高まっており、自分自身で資産を増やす方法を見つけないと老後の生活破綻は現実的。
そこで注目されている投資の一つにFXトレードがあります。FXトレードは特別なセンスや深い知識が必要だと思われがちですが、実際には初心者でも取り組める方法があります。それが「デイトレード」というトレードスタイルです。
今回は、デイトレードがFXの中でもなぜ特におすすめとなるのか、その理由を詳しく探っていきます。
デイトレードとは?
デイトレードとは具体的にどのような取引スタイルなのでしょうか?
デイトレードとは、一日の中で取引を開始してその日のうちに決済を完了する方法を指します。ポジション保有期間は1時間から数時間と非常に短期間で行われるトレードで、 一回の取引で30pipsから100pips程度の利益、つまり1万通貨を基準にすると約4,000円から15,000円の収益を目指すものです。
デイトレードでは、一日に複数回の取引を行うことが基本で、短時間での取引を頻繁に行うスキャルピングと共通点があります。よってスプレッドが重要です。デイトレードでは、取引日の始めにトレンドを予測し、適切な注文内容を設定するだけで、基本的には常時監視する必要が少ないトレードです。ただし、決済されていないポジションが残っている場合、翌日になる前にそれを処理することが重要となります。
FXは一般的に体力的負担が大きい投資と感じる人もいるかもしれません。しかしながらデイトレードのスタイルは、朝に取引を始めて夜には終了するルーティンを取り入れることで、健全な生活リズムを維持しやすくなります。つまりフルタイムでの取引はもちろん、副業としても最適なスタイルで、その取り組みやすさが魅力のトレードなのです。
しかし、高い集中力や迅速な意思決定能力が求められるため、初心者には難易度が高く、ある程度経験を積んだうえで行うのがベストです。
デイトレードをおすすめする3つの理由
デイトレードは参入ハードルの低いトレードだということはおわかりいただけたかと思います。しかしながら、FXの数あるトレード手法の中からデイトレードがなぜおすすめなのか、その理由について3つほどご紹介してきます。
1 時間に拘束されない
FXトレードというと、常にモニターを監視し続ける必要がある印象が強いかもしれませんが、デイトレードを行う場合には、朝や隙間時間に戦略を立てて注文を設定するだけで十分です。常に相場を見守る必要がなくなり、自由な時間を有効的に活用することができます。
ですから、家庭を持つ主婦や主夫、または定職についている方でも、休憩時間などの空いた時間を利用してデイトレードを楽しむことが可能です。デイトレードならそのような制約を気にせずに取引を行うことができます。
2 スワップポイントを気にしなくていい
スワップポイントとは、FXにおいてポジションを翌日に持ち越す際に発生する金利差調整のことを指します。スワップポイントは取引する通貨ペアの基軸通貨と相手通貨の金利差に基づいて計算されます。ロングポジション(買い)の場合、金利の高い通貨を保有することでスワップポイントを受け取ることができますが、ショートポジション(売り)では逆に支払う必要が生じることが多くなります。
スワップポイントは毎日適用され、ポジションを保有している限り継続的に発生します。
スワップポイントのメリットとしては、金利差を利用して追加収益を得ることができる点にあります。特に長期的なトレード戦略を採るトレーダーにとっては、スワップポイントを活用することで利益を増やす絶好の機会です。しかし一方で、ポジションを持ち越すことでスワップポイントの支払いが発生するため、コストとなってしまうこともあります。また、各国の金利政策の変更や市場の金利差の変動により、スワップポイントの額が変動するリスクも伴います。
FXに関しては、このスワップポイントの影響を考慮しながら取引を行う必要があると言われますが、それによって売買タイミングに迷いが生じることも少なくありません。しかし、デイトレードを採用することで、そのような懸念は解消されます。スワップポイントの損失を最小限に抑えるFX業者を選んでいれば、それほど心配する必要はありません。
3 規則正しい健康的な生活が送れる
FXトレーダーのイメージとして、夜遅くまでパソコンの前に座っているという光景を想像する人も多いかもしれません。実際、そのような生活を送っている人も存在しますが、これでは不健康であり、せっかく大金を稼ぐことができても健康を犠牲にしてしまえば使うことができなくなってしまうこともあるかもしれません。
そこでデイトレードのトレード手法を取り入れることで、朝に取引戦略を立てて適切な注文を設定するだけであとはお任せのスタイルにしてしまいましょう。デイトレードであれば生活リズムが安定しやすくなります。もちろんすべてが計画通りに進むわけではありませんが、予期せぬ大きな損失を避けることができるでしょう。
デイトレードで勝利するためには?
デイトレードを含むFX全般において、必ず勝てる方法は存在しません。しかし、勝つ可能性を高めるためのコツはあります。最後に、デイトレードで成果を上げるためのポイントをご紹介したいと思います。
損益を想定しておく
FXトレードでは運に頼るのも一興かもしれませんが、デイトレードで成果を上げるためには、しっかりと損益計画を立てておくことが不可欠です。デイトレードに限らず、FX取引全般に共通する基本原則ですのでしっかりと覚えておきましょう。
なおトレード計画を立てる際には、利益目標と許容できる損失範囲を明確に設定しましょう。このような損益計画を継続することで、自分の取引スキルも向上していきます。
具体的には以下のポイントを事前に決めておくことが重要です。
- ポジションの管理方法
- トレンドの動向
- エントリーする価格帯
- 利益確定や損切りの価格設定
これらの基本事項をしっかりと定義づけ、1日の取引終了後に結果を振り返り、改善策を検討するなどPDCAをしっかり回すことが大切です。
取引しない勇気を持つ
FXトレードでは、常に取引を続ける必要はありません。市場の動向を慎重に観察すれば、「今は動くべきではないな」とトレードを控える選択をすることも賢明です。特にトレンドの方向性が見えない時には、トレードを控えることがよいでしょう。
一般的に、FX市場の動きは「上昇」「下降」「横ばい」の三つに大別されます。デイトレードで成功するための鍵は、これらのトレンドを的確に捉えることです。よって、トレンドが不明瞭な時期には取引を控えるのが賢明です。また、大きなイベント前に市場の変動が予想される際も、同様に慎重になるべきです。
個人トレーダーもできる限り毎日利益を求めたいとトレードに躍起になる人もいるかもしれません。しかし、必ずも勝負することだけが勝てる法則ではないはずです。「負けないために勝負しない」という考え方は、FXトレードにおいて非常に有効なリスク管理の手法の一つ。無謀な取引を避け、計画的かつ慎重に取引を行うことで、安定した資産運用と精神的な安定を実現することができると信じてみましょう。特にFX初心者の方や、リスクを最小限に抑えたい方にとって、このアプローチは非常に有益です。